腰痛とは?
腰痛とは疾患(病気)の名前ではなく、腰部を主とした痛みや張りなどの不快感と いった症状の総称です。
一般に坐骨神経痛を代表とする下肢(脚)の症状を伴う場合も含みます。
成人の5人に1人は腰痛を感じていて、最近では小学生でも腰痛になるほどの、もはや国民病と言えるでしょう。
なぜ腰痛が起こるのか?
一般的には・・・
椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、脊柱管狭窄症などの脊椎の異常によって神経が圧迫されて痛みが生じる場合があります。
骨に異常がなくても、腰部の筋肉の緊張、左右のバランスの違いによって痛みが起こります。
長時間同じ姿勢でいたり、よく重い物を持つような仕事をしていると腰に負担がかかるとされています。
また姿勢が悪いのも腰に影響すると言われています。
東洋医学的には・・・
血行不良による冷えが原因であると捉えます。
なぜ血行不良が起こるのかというと、腰部にある内臓が固くなり、働きが悪くなる事で、血液やリンパ液の流れが滞るからです。
腰という字は身体の要と書きます。
ここに痛みや張りを感じると力が入らず、立っている事も歩くこともままならなくなります。
腰痛と内臓の関係とは?
腰部にある内臓とは、唯一背中側にある、脊椎にくっつくように存在する「腎臓」です。
腎臓は左右に2つありますので、人によって左右で腰痛の痛みの度合いが違うのは、左右の腎臓の凝り具合によるものです。
脚を組むくせがあるからとか、利き足だからは関係なく、右に腰痛がある時は右の腎臓が、左の腰痛がある時は左の腎臓が固くなって働きの悪い状態です。
同様に、左右どちらかの臀部から脚にかけての坐骨神経痛のような痛みがある時は、どちらかの腎臓が固くなっているのです。
右の腎臓が固くなる人は、主に寝不足が原因です。
左の場合は水分の摂りすぎや尿の出が悪い時に固くなります。
腎臓は冷えに弱いので、冷たい物をよく摂る人ほど腰痛になりやすいでしょう。
夏場にギックリ腰の人が増えるのは、冷たい物の飲食が増えて、腎臓が冷えてしまうからなんですね。
ヘルニアなどの脊椎の異常も、腎臓が固くなる事でその周辺の筋肉が緊張して骨を引っ張ってしまう事で起こります。
よく「ヘルニアの手術をしたのに、また椎間板が出てきてしまった」というお話を聞きます。
それは、大元の腎臓が固いのを放置する形になるので、またしばらくしたら骨に圧がかかってきましたよ!というサインです。
近藤式と他院との違い
他院では、筋肉の緊張や、腰椎の異常と捉えるので、腰をもんでみたり、ストレッチしてみたり、バキバキと脊椎の矯正をしてみたりと、やはり外側からよくしていこうと試みます。
腕のいい治療家の方でしたら、その時は楽になるかもしれません。
でもまた症状が表れて、腰痛を繰り返す。という事がほとんどです。
近藤式のサロンには、ギックリ腰の方もよくいらっしゃいますが、どんなに腰が痛いと言っても、まずお腹を押します。
そうする事で、痛みの大元の原因である腎臓がゆるみ、帰るころには違和感が残るくらいまで回復して、普通に歩けるようになっています。
しかし、腰痛がなくなるというのは、まだ表面的な事なんですね。
近藤式では更に腎臓の働きも変わります。
むくみが無くなったり、膀胱炎が出なくなったり、夜トイレに起きなくなったりと、腎臓 自体の働きが回復するので、病気にならない身体を取り戻せます。