肩こりとは?
肩こりとは、首を含めた肩回りの筋肉が詰まったような、こわばったようなコリ感、不快感、重苦しさや痛みにいたる症状の事を指します。
症状が進むと、頭痛や吐き気を伴う事もあります。
解剖学的には、主に僧帽筋の緊張がみられます。
なぜ肩コリが起こるのか?
一般的には・・・
実は肩こりの原因は不明な点が多く、所説あるものの、はっきりとした原因は分かっていません。
おおよそこのような理由で肩こりが起こっていると考えられています。
姿勢が悪い
頭は重いので、姿勢が悪いとそれを支える肩に緊張が起こるとされています。
長時間前かがみで作業をしていた
上記と同じ理由で長時間同じ姿勢でいる事で、肩の筋肉の疲労として出る。
重いかばんを肩にかけている
長時間重いかばんを肩にかける事で肩に負担がかかっていると考えます。
左右の肩こりの痛みの強弱は、かばんをかけている方の違いによって生じるものである。
目の使いすぎ
PCやスマホの見すぎによる、目の疲労によって肩こりが起こると考えられます。
東洋医学では・・・
頭痛と同様、肩こりも内臓からのSOSであるとされます。
左右の痛みの違いがあるのは、その対応する臓器が違うからです。
ある内臓がコリを生じ、固くなる事で、そこからつながる肩の筋肉にもコリが表れます。
おおむねそちら側の筋肉が縮こまっているので、肩が下がったり、巻き肩になっている筈です。
それによって、より姿勢が悪くなりますね。
肩こりと内臓の関係とは?
内臓にも内臓を動かしている筋肉があります。
これを内臓筋と言います。
内臓筋はただ内臓を動かしているだけでなく、筋膜によって全身の筋肉と繋がっています。
食べ過ぎや呑み過ぎで内臓にコリが生じれば、そこからつながる肩の筋肉も凝ってきます。
それが本当の肩こりの原因である事が分かってきました。
誰しも、食べ放題や宴会で暴飲暴食した次の日に「首肩を寝違えた」という経験が一度はあるはずです。
右肩コリは右側にある内臓=肝臓
左肩コリは左側にある内臓=胃(消化器)
お酒を毎日飲む人は、右肩が凝りやすく、右肩が下がっているケースがほとんどです。
肩にかけるカバンは関係ありません。
五十肩も右肩が多いですね。
では近藤式でなぜ肩こりを改善できるのか?
近藤式のサロンでは、やはり痛みが生じている肩には一切触れずに、
服の上から腹部を押圧するわけですが、左肩が痛い人が胃を押されることで内臓筋がゆるみ、
そこから繋がる左肩の筋肉も一瞬でゆるむという仕組みです。
なので、皆さん左肩が軽くなるというのを体験されます。
右肩だったら肝臓を押せばいいわけですね。
実際に敏感な方は、お腹を押されると「肩に響く」と仰います。
近藤式と他院との違い
一般的な整体や治療院ではやはり、肩が悪いと判断して肩をマッサージしてみたり、頸椎や肩甲骨を矯正して肩の痛みを取ろうとします。
もちろん一時的には楽になるのですが、すぐに痛みが戻ってしまい、頻繫に通って下さいと言われてしまいます。
それどころか、肩の筋肉というのは薄いので、繰り返しマッサージしていると筋肉自体が固くなり、神経も損傷する恐れがあるので、だんだん麻痺してきてマッサージが効かなくなってきます。
そうすると、もっともっとハードな治療はないかとエスカレートしていきます。
実際に近藤式のサロンにも、ハードな治療をされて「首が回らなくなった」「肩が腫れてしまった」という方がよくいらっしゃいます。
近藤式では患部である肩には一切触れずに、どんなに肩が痛いといっても、まずは内臓にアプローチしていきます。
10分ほどお腹を押しただけでどなたも首が回しやすく、肩も軽くなります。
実際に肩をご自身で触ってもらうと、ふわふわになっているので皆さん感動されますね。
それでいて、痛みの大元に直接アプローチしているので、効果が長持ちして頻繁に通わなくても良くなります。
さらに、ココが他院との大きな違いですが、内臓のコリをほぐすという事は、内臓自体の働きが良くなるので、肝臓や胃が元気になります。
皆さんが本来持っている自然治癒力が蘇り、病気にならない身体を作っていきます。
肩こりが無くなるというのは、その副産物と捉えて頂ければと思います。